十和田湖
青森県の十和田神社は、十和田湖の湖畔に鎮座しています。
十和田湖は四季の移り変わりが美しく、
20万年前から活動している十和田火山が噴火したことで形成されたカルデラ湖です。
十和田湖の遊覧船
61.11k㎡の面積があり、日本の湖沼の中で12番目の大きさになります。
最大深度は326.8mあり、日本で3番目の深さがあります。
冬・雪景色の十和田湖
十和田湖の乙女の像
十和田湖付近の奥入瀬渓流
十和田神社は日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀っています。
大同2年(807年)の春、征夷大将軍・坂上田村麻呂がこの地にお社を建てて、
武神の祖として仰いだのがご縁起と伝えられますが、まだ日本武尊はお祀りされていませんでした。
それから約500年後、荒廃してしまったものを建武元年(1333年)、
北畠顕家が奥州下向に際して、北畠に従って下った甲州・南部氏が甲斐の国から白鳥の宮のご祭神である日本武尊の神霊をお移ししたのが十和田神社のはじまりとされています。
十和田神社の背後の山道を少し登ったところに、大きく長い鉄のはしごがありますが、これを下っていくと占場へと出ます。
この占場は湖中第一の霊場となっています。
この占場では年の豊凶・人の吉凶・事業・婚姻・旅行・財政などを占います。
鉄のはしごへと来るまでには、神泉苑、胎内くぐり、奥の院の十和田青龍権現社があります。「青龍さん」と呼ばれています。
神泉苑を上ると、武神をお祀りする八幡社、
本社殿のかたわらに五穀を護る稲荷神社、
境内社の伊邪那岐(いざなぎのみこと)と、伊邪那美命(いざなみのみこと)をお祀りする十和田山熊野神社が森の中に鎮座されています。
他にも巨岩の霊場や、垢離取場、地高森の岩などがあります。
神社には十和田湖伝説の南祖坊にまつわる鉄のわらじが奉納されています。
例大祭は毎年 旧暦5月15日に行われ、全国からの参拝者で賑わいます。
十和田神社の摂社
十和田神社の狛犬