ご祭神 酒解神(さけとけのかみ・大山祇神)
大若子神(おおわくごのかみ)
小若子神(おわくごのかみ)
酒解子神(さけとけごのかみ・木花咲耶姫)
の四柱の神さまです。
ご利益・ご神徳 安産
子宝
造酒の守護
開運招福
まだ神代のころ、天孫である瓊瓊杵命(ににぎのみこと)が、
大山祇神(おおやまつみのかみ)の娘である木花咲耶姫(このはなさくやひめ)と、
たった一夜の契りでご懐妊になったのを、
「 それはわが子ではあるまい。 他国神(あだしくにかみ)の子に相違なかろう 」
と疑います。
木花咲耶姫はこの瓊瓊杵命の疑いの念に、恥ずかしく恨めしく思い、
扉のない小屋を造り、その中に入ってある誓いをします。
「 わが孕める子が、 もしも他国神ならば、必ず不幸を見ることとなり、
無事に出産は出来ないであろう。
また天孫の御子ならば、きっと無事に出産できるに違いありません。 」
と言い、その小屋に火を放ちます。
密室の小屋はたちまち燃え上がりましたが、木花咲耶姫の言った通り、無事にやすやすと出産することが出来ました。
木花咲耶姫はとても喜んで、
先ず狭名田(さなだ)の稲をとって、天甜酒(あめのうまさけ)を造ってお召しになりました。
このような理由で、大山祇神の別の御名を、酒解神と言い、
木花咲耶姫は、酒解子神と呼ばれているのです。
梅宮大社は造酒の祖神、安産の守護神として、万人からの崇敬が深いと言われています。
嵯峨天皇の皇妃・檀林皇后には、不幸ながらお子様がいなかったため、
深くお嘆きになり、梅宮大社にご祈念されたところ、神験がたちまち現れて間もなくご懐妊になったという伝説もあります。
そして臨月になり、梅宮大社の神殿の下の砂を、産屋に敷いたところ、
少しの悩みもなく皇子がお生まれになり、のちの仁明天皇となるお方を無事に出産されました。
その砂は産砂(うぶすな)と呼ばれ、安産の砂と崇められています。
参照
梅宮大社ホームページ
京都府神社庁ホームページ
京都観光オフィシャルサイト
自動車のアクセス 「京都南インター」を降り、北向の方へ出て約15分。
電車のアクセス 阪急電鉄・嵐山線「 松尾大社駅 」下車、徒歩で約15分。
京都市バスのアクセス 京都市バス、(3)、(29)、(28)、(71)系統 にて「梅の宮神宮まえ」下車。
ご鎮座地(所在地) 〒615-0921
京都市右京区梅津フケノ川町30
TEL: 075-861-2730