貴船神社は京都市の北の方角に位置している神社です。
ご創建の年代は詳しく分かっていませんが、もとは現在の地よりも六町北の奥宮に鎮座しておりました。
それが天喜3年の水害によって社殿すべて押し流されてしまったため、いまの場所まで移されたということです。
主祭神は高龗神で、雨を主宰される神さまとして知られます。
文徳天皇の仁寿2年に、天皇の使いである勅使がこの貴船神社の宮に雨をお祈りしたところ、その日のうちに雨が降った 即日功験があったそうです。
この他にも白馬、あるいは黒馬を献納して、雨を祈り霖雨を晴らし、風災を防いで、
五穀の豊穣を祈った機会は数え尽くせないほどあるそうです。
貴船神社の社殿の建てられた場所は、貴船山の半腹にあります。
東の方には鞍馬山(くらまやま)が高くそびえており、杉などの大木が森々と茂っています。
貴船川はこの二つの山の間を流れており、京北の仙境のひとつです。
なお境内には、龍王、龗(おかみ)、不動、鼓の四つの滝、鏡、装束、足洗いの名石、和泉式部(いづみしきぶ)の物思へばの歌から名付けられた螢石などもあります。
ここから東に位置する鞍馬山には鞍馬寺、由岐神社があります。
ご祭神 本宮・・・高龗神(たかおかみのかみ)
結社・・・磐長姫命(いわながひめのみこと)
奥宮・・・高龗神(たかおかみのかみ)
ご利益(ご神徳) 縁結び
運気隆昌(開運)
所願成就
ご利益は、とくに縁結びや良縁・恋人ができることで知られており有名です。
山奥で人通りの少ないということもあり、物騒な話も聞きます。
女性の方は行かれる場合は一人でなく、誰かと一緒に昼間参拝されてください。
参照 貴船神社公式ホームページ