ご祭神 賀茂別雷神/かもわけいかづちのかみ(事代主神)
ご利益・ご神徳 厄除け・除災・方除け・電気産業守護
京都の木谷今出せる上賀茂神社(かみがもじんじゃ)は、
正式名称を「賀茂別雷神社」といい、京都府最古の神社です。
上賀茂神社のご祭神は別雷神、またの御名を分土神(わけつちのかみ)、あるいは事代主神(ことしろぬしのかみ)と呼び、
玉依姫命(たまよりひめのみこと)が賀茂川を流れてきた丹塗りの矢を持ち帰ってから生まれたとされる神です。
のちに天に駆けあがり、神山に降臨したといわれます。
山城国を拓いて、皇城鎮護の神さまとなりました。
上賀茂神社のご鎮座は、神武天皇の時代に神山(賀茂山)に祀ったのがはじまりで、欽明天皇の時代に走馬を奉ったことが賀茂祭りの起源となっています。
古来より皇室の崇敬を集め、戦前までは伊勢神宮に次ぐ全国神社の筆頭に位していました。
古代の豪族・賀茂氏の氏神として崇められていました。
天武天皇6年に神殿造営の勅命を下され、それより伊勢神宮と同じく式年造営になり、現在の社殿は文久3年(1863年)、孝明天皇のご造営のものです。
国宝の本殿・権殿のほか、社殿のほとんどが重要文化財になっていて、
「源氏物語」などの古典文学に登場したり、和歌に詠まれてきました。
(権殿とは、本殿建て替え時にご神霊を安置する仮殿のことです。)
上賀茂神社・下鴨神社の両社によって行われる「賀茂祭(葵祭)」は、「石清水祭」、「春日祭」と並んで日本三大勅祭のひとつとなっています。
賀茂祭(葵祭り
平安時代には「まつり」と言えば賀茂祭のことをさしました。
9月9日に上賀茂神社で行われる烏相撲(からすずもう)は、刀禰(とね)がからすの鳴き声を真似たあとに子供が相撲をとるという珍しいものです。
立砂
細殿の前にある円錐形の砂山です。
ご祭神が降臨した神山をかたどっているものです。
競馬会神事
1093年(寛治7年)にはじまり、上賀茂神社は日本の競馬発祥の地とされています。
上賀茂神社へは、京都駅から地下鉄烏丸線で「北大路」まで行き、そこからバスに乗っても近いですが、鴨川沿いに上流に向かって散策がてらに歩くのも京都を満喫できます。
一の鳥居から二の鳥居にかけて広大な芝生が広がっていて、さらに進むと老杉の木陰に御物忌川と御手洗川が流れ、楼門が見えてきます。
この御物忌川と御手洗川は境内で合流しており「ならの小川」と呼び名を変え、
さらに境内を出ると明神川と呼ばれています。
明神川に沿って並ぶ土堀の家々は、神官を務めた人々が住んでいた「社家町」です。
そのうち錦部家の旧宅が公開されています。
参照 ・賀茂別雷神社・京都神社庁
参拝時間 5:30~17:00
京都駅からバスのアクセス 4番、もしくは9番バスに乗車。
地下鉄のアクセス 地下鉄「北大路駅」から、徒歩およそ25分。
バスの場合は、37番・もしくは北3番のバスに乗車。
自動車の場合は「北大路駅」から、約10分。
地下鉄「北山駅」から、徒歩およそ20分。
4番、上賀茂神社行きバス乗車。
自動車のアクセス 名神高速道路 「京都南インター」から、およそ40分。
「京都駅」から、およそ30分。
所在地 〒603-8041
京都市北区上賀茂本山339
電話: 075-781-0011