日枝神社は、皇居に近く、赤坂の街の中に鎮座しています。
主祭神である大山咋神(おほやまくひのかみ)は、またの御名を山末之大主神(やますえのおおものぬし)とも呼ばれます。
大年神の子であり、天照大神の弟である素戔嗚尊(すさのおのみこと)の孫にあたり、
母君は天知迦流美豆比売命(あめのちかるみづひめのみこと)と呼ばれる方です。
大山咋神は、山野を拓き、田園を営み、人民に耕作の道を教え、治国のために大いなる貢献をなさった神さまです。
ご鎮座の由来は、長禄年中に太田道灌(おおたどうかん)が江戸城を築いたのち、
文明13年4月13日に、その城内の紅葉山に江州日吉神社(いまの日枝神社・官幣大社)を遷し奉り、神領五石を献じて、江戸城の鎮守としたのがはじまりです。
その後天正19年11月に、徳川家康が城内を巡検したとき、当神社(日枝神社)に参拝して、さらに五石の地を献じました。
寛永11年、徳川家光は江戸市中に令を下して祭禮を盛んにし、
西は麹町、飯田町、 南は芝口、 北は神田に至る城下の町々をもって氏子と定め、江戸大祭はここに起こりました。
明治維新ののちは、朝廷のご崇敬も深く、明治15年1月、「官幣中社」に列せられます。
さらに後の大正天皇のご即位にあたり、更に昇格して「官幣大社」に列せられます。
終戦と共に社格を廃せられましたが、宗教法人として、都民の崇敬の深さは変わらず今日にいたっています。
日枝神社の相殿には、国之常立神(くにのとこたちのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)、足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)の三柱の神さまを祀っています。
国之常立神は、天地開闢のはじめにこの地にお出ましになり、天神7代の1代目であり、天地造化のご神徳大なる方です。
伊弉冉神は、天祖 天照大神の母君にあたります。のちに黄泉の国へいかれたので、黄泉津大神(よもつおおかみ)とも呼ばれます。
足仲彦尊は、人皇14代 仲哀天皇であり、日本武尊(やまとたけるのみこと)の子にあたります。妃は神功皇后です。
ご祭神 大山咋神(おほやまくひのかみ)
殿にお祀りされている神さま 国常立神(くにのとこたちのかみ)
伊弉冉神(いざなみのかみ)・天照大神の母君
足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)・仲哀天皇
ご利益・ご神徳 厄除け・ 安産祈願・ 開運招福・子育て
アクセス
東京メトロの場合 - 地下鉄(千代田線)赤坂駅(出口2)徒歩3分
- 地下鉄(南北線・銀座線)溜池山王駅(出口7)徒歩3分
- 地下鉄(千代田線)国会議事堂前駅(出口5)徒歩5分
- 地下鉄(銀座線・丸の内線)赤坂見附駅(出口11)徒歩8分
自動車の場合
羽田空港から東京モノレールの場合 - 羽田空港第一ビル駅より乗車。浜松町駅下車(乗車時間約23分)JRに乗り換え浜松町駅より山手線内回り(品川・渋谷方面)電車利用。新橋駅下車(乗車時間約2分)
- 地下鉄銀座線新橋駅より渋谷方面電車利用。溜池山王駅下車(乗車時間約4分)
- 7番出口より外堀通りを赤坂方面へ徒歩約5分
羽田空港から京浜急行の場合 - 京急空港線羽田空港駅より乗車。天空橋駅下車(乗車時間約3分)。東京モノレールに乗り換え、浜松町駅下車。URに乗り換え、山手線内回り(東京・上野方面)電車利用。新橋駅下車(乗車時間約2分)
- 地下鉄銀座線新橋駅より渋谷方面電車利用。溜池山王駅下車(乗車時間約4分)
- 7番出口より外堀通りを赤坂方面へ徒歩約5分
所在地(ご鎮座地)
〒100-0014
東京都千代田区永田町2丁目10番5号