天照大御神の三女神を祀る
宗像大社のご祭神は、
田心姫命(たごりひめのみこと)、
湍津姫命(たぎつひめのみこと)
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の三柱の姫神です。
この神々は天照大御神(あまてらすおおみかみ)と、素戔嗚尊(すさのおのみこと)とが、天の安河原で誓いを立てたとき、天照大御神から生まれたと伝わる女神達です。
天照大御神は、のちに三柱の姫神たちに
「汝ら三女神は、筑紫の国に天くだって、天孫を助け奉れ。」と仰せになりました。
そこで女神たちは、さっそく筑紫の国にお出ましになって、その国を治めました。
田心姫命は 沖津宮(おきつのみや)、
湍津姫命は 中津宮(なかつのみや)、
市杵島姫命は 辺津宮 (へつのみや)にお祀りされています。
この三宮を総称して「宗像大社」と呼んでいます。
辺津宮のみ本土にご鎮座されており、
中津宮は大島という11キロ離れた島、
沖津宮は沖ノ島という、さらに49キロ離れた島内にご鎮座しています。
沖津宮にお祀りされている田心姫命、
辺津宮にお祀りされている市杵島姫命は、
大国主神(おおくにぬしのかみ)のお妃になります。
また三女神は、大国主神の内政をつかさどって、この国のご経営に力を尽くします。
国譲りについても、大国主神に勧めて、潔く国土をお譲りになるようにご忠告され、首尾よくすすみました。
それ以来も忠実に国土のために尽くしましたが、なお永くこの国土を守護したいと思し召したことから、
沖津宮・中津宮・辺津宮の三ヶ所に、そのご身形を残し置いて御姿をお隠しになったと伝えられています。
日本で最も勇壮な海の神事祭「みあれ祭」
毎年10月に行われる船上神事・みあれ祭
出典(http://www.city.munakata.lg.jp)
みあれ祭のみあれとは、「御」に「あれ」、
つまり「御」が「生まれる」、神の来臨を指しています。
みあれ祭の神さまとは玄界灘に浮かぶ沖ノ島、大島、そして本土側にまつられる三柱の女神です。
このみあれ祭では、それらの女神が御座船に乗せられて出会い、人々は大漁と五穀豊穣を祈願します。
このとき近隣漁港の漁船200隻が集結し、大漁旗を立てて御座船を先頭に海上をねり周ります。
ただでさえ荒海と言われる玄界灘は、この船団の引き波によって八方から寄せる波となり、その波の騒乱と船の騒乱が相まって、海は荒々しい様相となります。
宗像大社のご祭神、ご利益 |
ご祭神 田心姫神(たごりひめのかみ)
湍津姫神(たぎつひめのかみ)
市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)
ご利益 国家鎮護・海上守護
航海安全・芸能上達
宗像大社のアクセス・交通 |
自動車のアクセス 九州自動車道 「若宮インター」から約20分
「古賀インター」から約25分
東郷駅から宗像大社までバス JR「東郷駅」北口下車、 バス乗り換え・神湊波止場行きバス(宗像大社経由)で『宗像大社前』まで約12分
宗像大社 辺津宮の所在地 〒811-3505
福岡県宗像市田島2331
TEL 0940-62-1311
宗像大社 中津宮の所在地 福岡県宗像市大島1811