築地 波除(なみよけ)稲荷神社 占いのパワースポット |
波を乗りきり商売繁盛する神さま
1658年〜1660年の、万治年間のこと・・・。
日比谷から始めた江戸東南海面の埋め立て工事が進行しておりましたが、工事困難をきわめたのがこの地一帯の築地海面で、堤防を築いても築いても、激しい波にさらわれてしまいます。
そんなある夜、海面に光って漂うなにかがあり、人々が不思議に思って拾い上げてみると、それは稲荷大神の御神体でした。
人々は驚きと崇敬の気持ちを持ちながら、さっそく社殿を造りお祀りしました。
その後、波風は不思議なほどピタリとおさまり、工事は順調に終えることができたといいます。
これが波除神のはじまりと伝えられています。
そのため正式名称は「波除稲荷神社」と呼ばれます。
築地は漁業で全国に知られる場所です。
その場所柄、参拝者にはとくに魚屋、料理屋、水産関係者が圧倒的に多く、
古くから「災難を除け、波をのり切る」と語りつがれています。

また、境内の獅子頭が嘉永元年につくられ奉納されて以来、安政大地震をはじめ、関東大震災、そして戦災とすべての難をのがれてきたため、水産関係者や料理屋以外にも一般の人々からも崇敬され、商売繁盛・厄除け・災害除けの祈願に多くの人が訪れます。
獅子頭は雲を従える龍・風を従える虎を一声で威伏させる獅子の巨大な獅子頭で、
関東の中でも最大の大きさといわれています。
祭事としては、二年に一度、「龍虎の頭を獅子頭の如くに作り、きやりにて町々を渡たす」と、東都歳時記にも述べられている獅子祭りがあります。
社宝のような存在の獅子頭と、現存する江戸神輿では最高峰とうたわれる錺(かざり)神輿がくり出し、あざやかさと勇壮さを感じられます。
また、年に一度行われる魚の魂を弔う魚霊祭も、漁業のまち築地をよく反映した波除神社独特のものとして興味深いものがあります。
占いのパワースポット 波除(なみよけ)稲荷神社のアクセス・交通 |
参照波除稲荷神社 公式ホームページ
東京都神社庁ホームページ
ご鎮座地(所在地)
電車のアクセス
営団日比谷線 | 「築地」駅 | 徒歩7分 |
都営大江戸線 | 「築地市場」駅 | 徒歩5分 |
都営バス | 「築地6丁目」 | 徒歩3分 |